人間の嗅覚は動物の中でも敏感なほう!?
香水の調香師、ウイスキーのブレンダー、ワインのソムリエなど、微妙な嗅覚で仕事をするプロフェツショナルたちは、長年の厳しい鍛錬から、10万種類ものにおいを嗅ぎわけ、ガスクロマトグラフィーでも検出できない物質の存在を知ることもある。こういう実例を知ると、人間の嗅覚は素晴らしい、と思ってしまうが、実は個人差が大きい。全体として考えれば、嗅覚は鈍いほうに入る。
また、疲労しやすいのも嗅覚の特徴だ。最初はかすかなにおいが気になっても、すっと同じにおいの環境にいると、そのうち感じなくなってしまう。これは嗅覚が鈍り、順応してしまうからである。
また、においに対する反応は、その人の置かれている条件や環境、それと何よりもその人の精神状態が大きく関係してくる。
とはいうものの、においの快・不快は一般的に次の4点から判断されるといっていい。
- 質 においの種類
- 強 度 においの強さ
- 容認性 好みのにおいであるかどうか
- 広範性 どれほどの広さでにおっているか
よいにおいか、いやなにおいかは、この4つの基準に照らし合わせて判断されるが、その快・不快の境目は個人個人によって異なり、一様にその線引きができるというものではない。
それがにおいを扱う場合の難しさでもあるのだ。
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彼はヒトが進化するにつれて、アポクリン腺も退化すると考え、アポクリン腺が発達している人種ほど進化の程度が劣るとした