匂いに過敏になっでしまった現代人。

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「清潔であること」に大きな価値をおき、抗菌、デオドラント、無菌、無臭を売りものにしたさまざまな商品が大量に売れる今の日本。しかし、つい20~30年前、両親や祖父母の時代の日本には、さまざまな生活臭があふれていた。台所で焼いたり、煮炊きする食べ物のにおい。水洗トイレが普及する以前の便所のにおい。排気ガス規制のなかった自動車。公害訴訟のない時代の工場の煤煙も都会の空を灰色に覆っていた。そんな時代への反動からか、私たちは自分たちのカラダをも、むりやり無味無臭無菌にしようとしているのではないか。

本来、動物として、さまざまな微生物や環境と美存していくはずの私たちのカラダが、全くの伴星状態になっているのではないか、と思えるほどの無臭志向である。カラダのにおいは、あなた自身の健康のパロメーターであり、カラダの状態を知る大切なサインである。行き過ぎた清潔志向は、自分のカラダの発する健康や病気の予兆を読みとる感受性を鈍らせてしまい、あなた自身の生存能力(サバイバリティ)を低下させてしまうのだ。 

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